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2012-02-29

[映画]ビューティフル


アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2012-01-27

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
フルネームが覚えられない。
「バベル」の監督の新作。

「バベル」とはちょっと変わって、ハビエル・バルデム演じるバルセロナに住む二人の子持ちの男の濃厚な人間ドラマ。
「バベル」はどことなく淡々としていて、都会の裕福な層と高所から世界の不都合な真実を地球規模で見るという感じだった。一方、このビューティフルはバルセロナという街で暮らす不法移民、そのブローカー、ドラッグ、精神病、そして地下。といったバベルとは対になるような世界観を感じた。

というのはあるものの、この映画はハビエル・バルデム演じる父が子供たちに死ぬにあたって何を残すべきかという命題の映画。重々しい内容だが、監督は自分なりの答えをこの映画で出している。オススメの映画である。


映画の内容とは変わって、舞台はスペインのバルセロナ。スペインは雇用規制が厳しく若年層の失業率が高く、労働組合も強い。それに加えて様々な不法移民も含めて移民が住んでいる。(映画ではセネガルと中国)
この映画の描いているバルセロナが将来の日本が成りうる1モデルかもしれないと思うと、また思うところもある映画である。