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2014-01-04

[映画]2013年私的ベスト5

2013年に見た映画は53本だったので、今年は映画ベスト5で。ベスト5と言いつつ順位付けはしません。
毎年そうですが、2013年公開の映画に限らず見た映画の中からということで。
2013年は見た映画との相性が悪く面白かった。という映画があんまりなかった。
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ホント無理やりって感じ。
今年こそは、いい映画を見れそうな予感がする。

2013-10-16

[映画]殺人という行為/ジョシュア・オッペンハイマー

YIDFFで見たジョシュア・オッペンハイマーの”殺人という行為”

インドネシアに対して知っていることと言えば、人口が結構たくさんいて(2億強だそうです。)、昔スカルノという人が大統領をしていて、その何番目かの奥さんがデヴィ夫人。ここ数年は景気が良くてベトナムとかと一緒にポストBRICSのような感じでたまに経済のニュースで取り扱われている。津波被害があったスマトラ島を国土に持っていて、首都はジャカルタ。精一杯振り絞って出てくるこの認識レベルは日本人のインドネシアに対する平均的な認識とあんまり変わらないんじゃないかと思う(本人がそう思ってるだけで皆もっと知ってるのかもしれない)。
昔大量虐殺があったというのを聞いたことはあるが、9月30日事件なんて知らなかったし、ましてはパンチャシラなんて聞いたこともない。インドネシアの今(側面でしかないとは思うが)を初めて知る。

監督曰く、インタビューした40数人目に会った、この映画の主人公になるアンワル。自ら作る1965年の再現映画で被害者役を演じるが、基本的に素人なので大根っぷり満載の演技をするのだが殺害された被害者を演じるシーンだけ異様にリアルな演技をする。アンワルは、殺されていく人々を見ないようにしながらも見ていたのだろう。映画後半のアンワル自体の仕草は、リアリティ過ぎてどうも偽物っぽく見えて何かフィクション映画を見ている感覚に陥っていった。事実は小説より・・・という言葉があるけど、それなのだろうなと感じた。

一方、この映画でずっと出てくるヘルマン。ヘルマンの行動はアンワルに比べどこか幼く感じる。それは、おそらく出来上がった組織の中で生きてきたからだろう。そして、おそらくヘルマンのような人間がパンチャシラの多くを構成しているのが現状なのだろう。50年前くらいに出来たフレームワークの中でそれが決まったもののようにして無気力に枠内で多くの人が生きているという意味では日本もインドネシアも一緒なのかなと。歴史が違って結果が異なっているだけで。
随所に見られるインドネシアの人々の現状に対する無関心。無関心というよりも諦めに近いの態度。こういう映画を通して客観的な視点が必要なのかもしれないなと思う。日本もしかりなのだろうけど。

生きるということは取りも直さず”演じる”という行為を行っている。という映画後の質疑応答の中でも出ていた話題だが、自分の望まない役を演じるには50年っていう期間は長い。

取り留めがなくなってしまったが、世界にはもっと見なきゃいけないもの、知らなきゃいけないものがたくさんある。
商業映画と比べての映画の面白さではなく、単純に知る楽しみなんだろうね。ドキュメンタリーは。

2013-10-13

[イベント]山形国際ドキュメンタリー映画祭 2013

山形に遠征して、数年前に友人から存在は聞いていた山形国際ドキュメンタリー映画祭を見てきた。山形には数年前通いで半年くらい行っていたことがあるので、七日町と駅前がどんなところなのかはわずかに覚えていたが、朝高速バスでたどり着いてから首からIDパスをぶら下げた外国人が歩いている姿(通っていたときは山形で外国人を見かけたことがない)を見かけたあたりから、映画祭の雰囲気なのかな。と少し感じた。
今回、約1日かけて山形の街がすごくコンパクトに構成されていて映画を上映出来るスペースがまとめて確保出来る街なんだなという発見があった。多分、仙台ではメディアテークと美術館が少し離れているし、メディアテーク以外に映画を上映出来るようなコンパクトな施設が街の中にないので少し仰々しくなってしまって難しいのかなとも思った。

雰囲気としては、1日で3箇所をまわって数本の映画を見たが、”山形で”という感じはせず業界の人達のドキュメンタリー業界の業界による業界のためのイベントという感じがした。そこが、面白かったのだが。

映画のラインナップは、”土地”に由来して、その土地で何が起きているのか。何が行われてきたのか。という映画が多いように感じた。正直なところ、政治的なイデオロギーを含む話よりも、もっと今自分と同じこの時代に知らない土地どこでどういう人が普段どういう生活をしているのかというのを知れる映画が見たかった。
あとは、この映画祭はまとめて土日とかすべて捧げて色んなドキュメンタリー映画に没頭した方がいいのかなとも感じた。(また次回)
映画と関係ない面では、ある程度英語出来たほうが(聞き取れるレベル)楽しいのかな。と。

今回は以下の映画を観たが(クリス・マルケルの3本立ては3本目で爆睡)、最初に観たジョシュア・オッペンハイマーの”殺人という行為”という映画の感想は改めて書こうかなと思う。

[観た映画]
殺人という行為  / ジョシュア・オッペンハイマー

また近いうちに / クリス・マルケル
ペンタゴン第六の面
大使館

この2メートルの土地で / アハマド・ナッシャ

2012-11-20

[映画]エヴァンゲリオン:Q

ネタバレなしで。
復習で破を見て、あー我慢出来ない。今日見よう!と。
破を劇場で見たときは、なんなのこのイケメンぶり。やってられないわ。こんなのエヴァじゃないわー。と散々disってきたのです。
ですが、Qのための復習ということで破を金曜ロードショーで2度ほど見て、これありなんじゃない?新しいエヴァなんじゃない?見るに耐える映画じゃない?そうだ、これが新エヴァンゲリオンなんだ!とポジティブに受け止めはじめた。
wktkして映画館に向かったんです。
・・・
もうどうでも良いです。
↑のようなことを考えてた自分を殺したくなった。。
そう、これがエヴァなんです。
おかえりエヴァンゲリオン。
おかえり庵野秀明って感じです。。

また待ちますよ。
:‖はどっちに振れるのでしょうか。

2012-11-16

[映画]トップをねらえ! &トップをねらえ2!合体劇場版!!

エヴァQの公開が近いので庵野作品。
スパロボFでなんのアニメなのかわかんないまま使ってたガンバスターってこんなアニメだったのね。
強すぎ。

2012-11-14

[映画]ポテチ

アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2012-10-26
『あるキング』で出てきた仙台のプロ野球球団仙臺キングス。
あの小説の以前に出てきていたのね。
この映画の内容は正直よくわかりません。
昔のバイト先が出てくるので懐かしくはあるけど。

2012-11-11

[映画]ラム・ダイアリー


いつか読もうと思っている本の中の一冊『ヘルズ・エンジェルズ』の著者ハンター・S・トンプソンの自伝的物語。
アル中のジャーナリストのケンプ(ジョニー・デップ)はプエルトリコにやってきて新聞社に雇われる。だが与えられた仕事は日々の星占いの執筆。そんな中、アメリカ人実業家アンダーソン(アーロン・エッカート)に出会いプエルトリコ近辺の島をリゾート地にするために記事を書いて欲しいと頼まれ、そのプロジェクトに首を突っ込む...
自分の書きたいもの・文体を持っていないと悩むケンプが、プエルトリコでの経験を通して書きたいものを見つけるというジャーナリスト誕生の物語。

そして、噂のジョニー・デップとアンバー・ハードの共演作。アンバー・ハードはなかなか迫力があった。

2012-10-29

[映画]コンテイジョン


新たなインフルエンザ(豚インフルエンザ)が、香港から始まり全世界に広まっていきパンデミックとなる。パンデミックになった世界がどうなっていくかというところをシュミレーションしたような映画。

この映画を見て、アメリカ人と日本人の衛生感覚は違いを改めて感じた。
日本なら、死者が一桁の段階でも新型のウイルスが流行れば空港等で水際作戦を取ったりする。そして毎年冬は死ぬリスクは小さくてもインフルエンザが流行れば、皆自主的にマスクをする。

しかし、映画の中での彼らはWHOの職員が香港に発症の事例について調査にいく際もマスクなどをしないでブラブラ出歩いて調査をしている(結果伝染る。当たり前だが)
死者が四桁になってもマスクしないで出歩いている人間もいるし、発症した人間はそのまま咳をさせながら放置している。

日本人の衛生に関する意識は、世界的に見れば異常にリスク回避をしている(別に具合悪くなる必要はないので問題ないと思うが)と思われているだろうが考え方の違いが前提にあると感じた映画だった。
最終的には東アジアの衛生観念について問題提議がなされるという映画なのだが。

2012-10-25

[映画]撤退

IVC,Ltd.(VC)(D)
発売日:2011-10-21

ビノシュの出てる映画という理由だけで借りた。
イスラエルの警察官(弟)が、父親の葬式にフランス?に帰ったら、変な姉ちゃん(ビノシュ)が待っていて姉なのに弟を誘惑してみたりする。弟は葬式が終わったから戻ると言ったら、姉もすごく昔に手放して会っていない娘に会いに行くと言い(急に)一緒にガザに行くことに。けれど、警察の車では送れないっていうことで姉ちゃんは置き去りにされ、弟の知り合いに送られてガザに入っていきやがて、娘に会う...

というところまでは理解できたんだが、ガザのユダヤ人の入植とか撤退とかの話だからさっぱり意味がわからない。
何に怒ってるのかとか。

この辺の問題の内容がわかってる人じゃないと見ても面白く無いと思う。

2012-10-23

[映画]ロビイストの陰謀

ビクターエンタテインメント
発売日:2012-11-23

実際にあったアメリカ共和党系のロビイスト、ジャック・エイブラモフのスキャンダルの顛末を描いた映画。
ロビイストとして優秀で実績を上げていたジャック(ケビン・スペイシー)がパートナーであるフリーのロビイストのマイケルと先住民民族の補償関連のロビー活動を行なっていた。二人は、先住民民族が経営するカジノ絡みで騙して莫大な利益をあげようとする。どんどんと欲は膨れていき...という話。
ジャックの視点から言うと、自らの大義名分のために方法は良いとは言えないものの、やむを得ないと思っている。だが、周りの人間達が大義名分もなく欲に溺れ破綻してしまう。ジャックは最終的に、共に利益を享受しあう人間たちに梯子を外されため自らがやったことに対して反省なんて大してしていないだろう。パートナーの選定を見誤ったのが問題だっただけだ。と。
強欲が悪いということより、目の前の目的だけが一致しているパートナーと組む場合は気をつけなければいけないという事のほうがこの映画(この事件)から学ぶべきことかなと。
なんだか、日本維新の会を思い浮かべてしまった。

2012-10-20

[映画]チャイナ・シンドローム

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2010-09-22

1979年の映画で今から33年前の映画。
テレビ局のキャスター(ジェーン・フォンダ)、カメラマン(マイケル・ダグラス)が原子力発電所のドキュメントを撮影に行った際に、発電所でトラブルが起きる。
トラブルについてキャスターとカメラマンが追うが、発電所の経営者は認めない。
そして、キャスターとカメラマンは発電所の所長(ジャック・レモン)にも迫りトラブルの公表を迫っていくが...
といったストーリーの物語。昨年から報道され続けている電力会社とそれを追う報道を予期していたかのような内容。
予期していたというより、33年前から構図が変わっていないということだろう。
今見ても古くなく迫力のある映画。

2012-10-15

[映画]メランコリア

ジェネオン・ユニバーサル
発売日:2012-08-03

ダンサー・イン・ザ・ダーク以来のラース・フォン・トリアーの映画。
また救いのない鬱映画。
救いがあるかないかは人がその事象の中から自分で見出すものなので、何か救いを提示するのが映画とか小説の必須の役割ではないと今のところは思っている。

2012-10-12

[映画]アーティスト


サイレント・白黒映画で108分見れんのかと思ったけど面白かった。
内容は全然違うけど途中オースターの『幻影の書』に出てくるサイレント映画の俳優ヘクターを思い浮かべながら見てた。
面白かったけど、個人的に結末は。。。
あくまで好みの問題ですけどね。

2012-10-10

[映画]ルナシー


ヤン・シュバンクマイエルの奇天烈な映画。
ストーリーも映像も楽しい。
サド侯爵の人物像とポーの”早すぎた埋葬”をモデルにしてるとのこと。
ストップモーションで肉片が歩きまわったりするので気持ち悪い(グロい)が、耐えられる人にはとても面白いのでオススメ。

2012-09-24

[映画]スーパー・チューズデー

今アメリカでは大統領選真っ最中だが、映画は予備選の中で民主党の大統領候補とその選挙参謀の大統領選に勝つために信念・正義を捨てていく話。
個人的には、大統領選のキーマン・トンプソンのアクが強いと(政策的な大きな違いがあり対立が明確とか)面白かったかなと思う。

モリー役のエヴァン・レイチェル・ウッド、レスラーの娘役だと言われても全然わからない。髪の色が違うからか。

2012-03-14

[映画]バットマン&ロビン~Mr.フリーズの逆襲!!



ダークナイトライジングが楽しみすぎて、これまでのバットマンを見返して過ごすシリーズ。それで、しばらくバットマンシリーズを封印する原因になった名作を。(これだけの所為ではないだろうが。)

いや、評判通りの名作だった。

アリシア・シルヴァーストーンとかすごい懐かしいね。

2012-03-08

[映画]スモーク


ポニーキャニオン
発売日:2002-03-20

ポール・オースター原作の映画。期待していなかったが面白い映画だった。

そして、オースターの小説でも使われる物語の中に挟み込まれる結末に結びつく小物使いが映画でも上手い。この映画で言えば、最初の万引きした少年を追いかけるときに少年に何かを投げつける部分。とてもベタな感じだが、最後の話でその行為で味が増している感じがする。
この映画で出てくる”オーギーレンのクリスマス・ストーリー”は柴田元幸と村上春樹の「翻訳夜話」で訳されている。それを読んだときは正直なんとも思わない話だった。だが、この映画で登場してくるとなかなか良い物語だ。

そして、この映画に出てくる俳優たちは見たことのある俳優たちばかり。
ハーヴェイ・カイテルはもちろんだが、フォレスト・ウィテカー、ハロルド・ペリノーJr、ウィリアム・ハートなど。この映画が評価されているのか、その後生き残っている息の長い俳優達が多い。

このスモークの脚本の本。
本棚の中で読まれないまま眠っていたことにこの映画を見てから気づいた。。
また気が向いたら読もうと思う。

2012-02-29

[映画]ビューティフル


アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2012-01-27

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
フルネームが覚えられない。
「バベル」の監督の新作。

「バベル」とはちょっと変わって、ハビエル・バルデム演じるバルセロナに住む二人の子持ちの男の濃厚な人間ドラマ。
「バベル」はどことなく淡々としていて、都会の裕福な層と高所から世界の不都合な真実を地球規模で見るという感じだった。一方、このビューティフルはバルセロナという街で暮らす不法移民、そのブローカー、ドラッグ、精神病、そして地下。といったバベルとは対になるような世界観を感じた。

というのはあるものの、この映画はハビエル・バルデム演じる父が子供たちに死ぬにあたって何を残すべきかという命題の映画。重々しい内容だが、監督は自分なりの答えをこの映画で出している。オススメの映画である。


映画の内容とは変わって、舞台はスペインのバルセロナ。スペインは雇用規制が厳しく若年層の失業率が高く、労働組合も強い。それに加えて様々な不法移民も含めて移民が住んでいる。(映画ではセネガルと中国)
この映画の描いているバルセロナが将来の日本が成りうる1モデルかもしれないと思うと、また思うところもある映画である。

2012-02-22

[映画]メタルヘッド



ポニーキャニオン
発売日:2011-09-21

前田有一の超映画批評風に言うと、今週のダメダメ。だろう。
新しいヒーロー(?)像とか心の救済とか。
ナタリー・ポートマンは本当に仕事を選ばないなと思う。製作側にいるのでなんとも言えないが。
唯一、見れるのはゴードン・レヴィットのワルいイケメンぶりが観たい人だろうか。
タイトルも、原題の通り「ヘッシャー」で良かったと思う。

2012-02-16

[映画]ゴーストライター


ロマン・ポランスキー
Happinet(SB)(D)
発売日:2012-02-02

ポランスキーのゴーストライター。
個人的に話自体が好みではないが、映画自体はとても面白かった。
中盤ずっとドキドキしながら吸い込まれるようにして見れる面白いサスペンス。

ピアース・ブロスナンはボンド役のイメージを生かして、”スタイリッシュなアホ”ポジションに活路を見いだせているような気がしなくもない。劇中序盤で出てくる爺さん。どこかで見たなと思ったら、ウォール・ストリートで金融界の重鎮(強欲な)役で出ていたイーライ・ウォラックだった。この人が出てくるだけで映画が面白くなっている気もする。