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2012-10-25

[映画]撤退

IVC,Ltd.(VC)(D)
発売日:2011-10-21

ビノシュの出てる映画という理由だけで借りた。
イスラエルの警察官(弟)が、父親の葬式にフランス?に帰ったら、変な姉ちゃん(ビノシュ)が待っていて姉なのに弟を誘惑してみたりする。弟は葬式が終わったから戻ると言ったら、姉もすごく昔に手放して会っていない娘に会いに行くと言い(急に)一緒にガザに行くことに。けれど、警察の車では送れないっていうことで姉ちゃんは置き去りにされ、弟の知り合いに送られてガザに入っていきやがて、娘に会う...

というところまでは理解できたんだが、ガザのユダヤ人の入植とか撤退とかの話だからさっぱり意味がわからない。
何に怒ってるのかとか。

この辺の問題の内容がわかってる人じゃないと見ても面白く無いと思う。

2012-10-11

[本]最後の物たちの国で


オースターの初期の作品で読まずに積読してた”最後の物たち国で”。
オースター的な序盤の楽天的な雰囲気がない他の作品と毛色が違う作品。
ある種終末小説(最近読んだり見たりしてるの終末もの多いな。)とも言えるが、最後に解説で柴田元幸先生が書いているように現代で起きている物事の切り貼りの物語。

今回改めて思ったのだが、オースターはユダヤ人という存在をとても意識していて、ユダヤ人が世界の中のどこにいるのか(地理的な意味でなく)ということについて常に書き続けているなと思った。物語の主題ではないところで。