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2013-11-08

[プロ野球]クオリファイングオファーとは

ここ2年、シーズンオフに”ヤンキース、黒田に1年1●億円提示。クオリファイングオファー提示”というニュースが出てくる。クオリファイイングオファー(QO)とはなんなのか?
以下リンクの説明が一番丁寧に書いてあった。

ストーブリーグ閉幕 ‐ 「クオリファイングオファー」はFA契約の障壁?

要約して例で書いてみると
① 黒田がヤンキースからQOとして年俸10億円のオファーを受ける。
② 黒田はヤンキースの年俸10億円のオファーを拒否。
③ FAで黒田がドジャースに移籍。
④ ドジャースのドラフト1巡目指名権はヤンキースに譲渡される。※1
※1 上記リンクに記載がある通り獲得球団が成績下位10球団の場合ドラフト2巡目の指名権。

この制度、MLBの場合2013年オフで1410万ドル(約14億円)もの額になるので球団側も慎重になる制度だがNPBで採用した場合どうなるのか?

今年の推定年俸(プロ野球データFreakのデータを引用)上位100名でクオリファイングオファー制度を新設してみたら、今年のNPBでのQO額は1億7500万円程度になった。
メジャーの14億円とは10倍以上の差がある。やはり、日本とアメリカの報酬の差は大きい。
国内FA移籍権行使者を対象にして考えてみると、今年の国内FA移籍の可能性がある選手で見てみると(外国人選手は除いた)
 名前    今季推定年俸
 涌井(西武) 2.2億円
 大竹(広島) 1.0億円
 片岡(西武) 0.95億円
と言った具合で、QOのオファーをして球団にメリットがありそうなのは涌井一人だけという結果に。(大竹に広島が1年1.7億円程度のオファーを出すかは疑問)
そもそも、FAの概念が全く違うので導入に至らないとは思うがこのまま輸入しても日本では馴染まない(あまり意味が無い)制度になる模様。