2012-10-19
[本]二度はゆけぬ町の地図
新刊も来年まではなさそうな雰囲気。
秋恵シリーズに食傷気味だったので、中学卒業後すぐあたりの話が多いこの本は良かった。
特に、”春は青いバスに乗って”
しばらく、自分の溜飲を下げるために読む北町寒太シリーズともお別れか。
もう一冊くらい、読んでないのあった気がするが。
2011-12-10
[小説]暗渠の宿
西村賢太の2冊目。といっても入っているのはデビュー作の暗渠の宿。
私小説なんて太宰治くらいしか読んだことがなかったのだが、この人のを読むと太宰治なんてオシャレなもんだな。なんて思えてしまうような破滅型私小説。
おそらく、人間性根のようなものは大概変わらずにずっと似たようなところをグルグル廻って生きていくんだな。とふと思ってしまう。
そして、これを読むと自分はまだ落ちるところまで落ちるというのにはまだまだ程遠いなと思い、なんだか安心してしまう面もある。
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