2010-08-22

楽天vsソフトバンク 2010月8月22日

○楽天4-0ソフトバンク●
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20100822-669173.html

ソフトバンク小椋はストレートが速くコントロールも良さそうで良いピッチャーだったけど、1回2番の内村にカットで粘られてバテテしまい(?)エラーも絡んだが立ち直れる気配なく2/3回でKO。内村のナイスプレー。その後、3-0で試合は進んでいって初回から楽天も点が取れず、良くないパターンになりがちだったが、2回の本多のエラーでなんとなく形勢は決まったような気がする。6回に牧田がセンターへのホームランで追加点を良い所で取ってくれたことで4-0で、一応マー君のセーフティリードに持ち込めた。マー君は、10安打を打たれながら114球で完封。さすが。守備も高須、内村、鉄平、牧田が好プレーをして完封を助けた。

マー君圧巻は、Kスタのスピードガンなので信用出来ない部分もあるが、154キロを何球か投げていたこと。今まで知っているマー君の中では最速。

ソフトバンクでは、ずっと密かに期待してた江川が見れた。今日は、マー君に完璧に抑えられていたけどまた見たい。

パ・リーグは、もうオリックスでプレーオフ争いギリギリという感じで楽天が3位になれる可能性はほぼ奇跡レベルまで来てしまったのが残念。でも、今年は来月当たりもう1試合くらい見たい。

2010-07-18

黄金の都シカン @仙台市博物館

TBS「特別展 インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」

完全に無知な南米圏(シカンってインカ帝国以前の文化らしい)の展示。
見飽きちゃう程金だらけ。金じゃなくても土器だらけだった。展示としては量が結構あるのだが土と金ばかりで正直疲れてしまう。

土器については、前期シカンから後期シカンまでの間(600年くらい)でまったく同じデザインの壷を作っている。少なくとも宗教的にしっかりとしたアウトラインは有ったんだろうね。この展示の触れ込みに精巧な金細工とか高度な冶金技術とか評されているのだが、同時期の日本って平安京くらいから鎌倉幕府終わり位の間で金色堂とか作っちゃってて、マルコ・ポーロが「黄金の国ジパングだよ。」とか言ってる時代(実際には、マルコ・ポーロなんていないし、東方見聞録のネタ拾ってきてる人も日本になんか来てないらしいけど)。そう考えると当時の日本すごいじゃんという関係のない感想に至る。

去年のトリノ・エジプト展の時も思ったがせっかく大事に大事に埋葬されている人達が掘り返されてしまうというのもどうなのかなと思ってしまう。それを喜んで見に行っている自分もどうかという話になってしまうが(笑)
考古学で発掘をされている人達はどういう意義を見出しているのか、どうやって現地の人を説得しているのかについては興味がある。

2010-07-04

体験学習

都市部って、色々なものを排除して成り立ってる。

効率的に物事が動くように。

効率化された場所で目的なく生きればそこにはなんにもない。

便利だけど生きるための前提条件が多くなるのは不幸なこと。

そんなことを思った週末。

なるべく身軽に生きたい。

2010-05-09

W杯メンバー(野球だったら)

もし来月、野球のワールドカップがあって明日代表発表だったら。

【投手】  13人
黒田     (ドジャース)
斎藤隆    (ブレーブス)
岡島     (レッドソックス)
ダルビッシュ (日本ハム)
岩隈     (楽天)
田中     (楽天)
涌井     (西武)
岸      (西武)
浅尾     (中日)
杉内     (ソフトバンク)
摂津     (ソフトバンク)
馬原     (ソフトバンク)
藤川     (阪神)

【捕手】   3人
城島     (阪神)
細川     (西武)
阿部     (巨人)

【内野手】  7人
中島     (西武)
中村     (西武)
井口     (ロッテ)
小笠原    (巨人)
川崎     (ソフトバンク)
森野     (中日)
村田     (横浜)

【外野手】  6人
松井秀    (エンゼルス)
イチロー   (マリナーズ)
福留     (カブス)
内川     (横浜)
青木     (ヤクルト)
鉄平     (楽天)

1 右 イチロー
2 二 井口
3 一 小笠原
4 DH 松井
5 三 中村
6 中 福留
7 遊 中島
8 捕 城島
9 左 青木

先発 ダルビッシュ、杉内、岩隈、黒田

セカンド井口以外は実際こうなりそうな気がする。
パ・リーグだけで日本代表全然組めるな。
そして、岩隈、田中、鉄平を持っていかれた楽天は負けるという。

2010-04-22

1Q84 book3

1Q84 BOOK 3
※感覚的にはネタばれの可能性があるのでこれから読む予定の人は読書感を損なわないために読了後にこの文を読んで頂きたい。




Book1,Book2を読んでそれほど面白いと感じなかったが、Book3になって面白くなって来たという感じがする。内容的には、自らがこれまでに作ってきた幻想的な世界感を使ってみたりして宗教とかそういった特殊なコミュニティを否定(疑問を持つという意味で)している。個人的には、コミュニティ(1Q84では宗教団体)を完全悪として扱わず、それなりに許容した上でそこからの脱出について書いていることは支持というか共感出来る。言うなれば、"世界の終わりとハードボイルドワンダーランド"のパラレルワールドのようにも理解出来る。あれを書いた頃の春樹氏とは違う答えを持って書いていると思う。
エルサレム賞での発言など最近の発言を含めても、かなりわかりやすいというかハッキリしたメッセージが込められているような気がしてならない。


また、文章の中に後身に対するメッセージのようなものも感じられる。これまでに自分に与えられた評価(批判)も用いて小説・物語を書くことへの重要性をちらつかせ、それを推奨しているように思える。春樹氏ももう自らのキャリアの最期を見据えて書いているような気がする。

気になるのが、この物語の顛末だがbook3までであるコミュニティから抜け出す勇気と他者との繋がりについて書いていると思うが、その後の世界に対して出版するかもしれないbook4で答えもしくは命題を提出出来るのか期待と疑問が残る。個人的には、book4はあるべき流れだと思うし、そこに書かれる村上春樹氏なりの提示に期待したい。終わるのであれば、book2で終わる内容だっただろう。book3を書いたということは絶筆でない限り続きはあるはず。


と、好意的に書いたが気になる点としては、なぜ天吾と青豆の純愛をプロットとして用いなければいけなかったのか。それが理解出来ない。"村上春樹"を恋愛小説家として見ればそれは疑問にならないと感じるが、自分を含めてそう思っていない人間にとっては、book3までで意味を既に持っているプロットなのか、示唆はあるのだけれど単純に理解が出来ていないだけなのか、それとも単なるプロットに過ぎないのかは不明である。だが、"スプートニクの恋人"でも使っているように、それが今までも書いてきたプロットの一つにしか過ぎないと解釈するとやや安っぽく感じてしまうのも否めない。

2010-04-11

2010パ・リーグ順位予想

本当は開幕前にやるもので、対戦が一巡してからやるのも微妙なものだけれど。やっておきたいので。予想順位は、開幕前と変えずに。

パ・リーグ
1位 ソフトバンク
2位 西武
3位 楽天
4位 日本ハム
5位 ロッテ
6位 オリックス

混戦だと思いますが。
和田が帰ってきたソフトバンクが、勝利の方程式SBM健在ということで団子レースの中でちょっと抜けれるかなと予想。西武はチーム力は一番だけど抑えがいないので2位。シコースキーではちょっと絶対的とは思えない。3位楽天は、マーさんと岩隈さんがローテーションにいればこれくらい行けると予想。西武同様抑え不在だけど、川岸様が頑張ってるうちに1年かけてモリーヨが育ってくれれば・・・
4位日本ハムはスレッジと藤井の移籍が大きいかなと思う。チームとしてピークが過ぎて転換期を迎えている気がする。武田久の不調は追い打ち。5位ロッテ、絶好調ロッテ。この予想が一番外れているのか・・・、唐川と4番金がブレークしちゃうと一昨年の西武みたいになりそう。ちなみにパ・リーグで一番怖いバッターは、西武中島、中村でも、ハム稲葉でもなくて井口と個人的には思ってます。最下位オリックス、後ろの方で投げるピッチャーがまだ育っていないから今年は厳しい気が。

楽天には、岩隈、マーさんに続くピッチャーが今年も出て来て欲しい。
去年に引き続き永井、2年目藤原、5年目片山に期待。

セ・リーグは、4連覇って数字的には難しそうだけど巨人以外1位予想出来ない。
対抗が阪神、中日。例年通りの構図な気が。

2010-04-05

神保町

古本を買うのは、ただ他人によって読み古されてきた本を一時的に所有するだけのことだ。
けれど、傷んだ紙、変色した紙、汚れた紙を見るとそこに何かしら霊的なものがあっても不思議ではない気がする。

ある人の下では、何十回と読み返され最期まで愛された本かもしれないし、またある人の下ではただ本棚に並べられ一度も読まれなかったかも知れない。

病床で読まれた、サンドイッチを食べながら読まれた、電車のなかで読まれた、馬乗りになられながら読まれた、便所で読まれた、どんな風に時間を過ごしてきたかまったくわからない本達。

そんなものが乱雑に山積みされた古本屋にいると、知らないうちになにか大きなものに憑かれていたり、何か奪われていたりしてそうな感覚。
無法地帯の中にクラッキングされる危険性を抱えながら、どこにあるか、そもそもあるかどうかすらわからない情報を探し回ってどんどんと進んでいく感覚。


そんなことを思える場所もなかなかないな。という気持ち込みで神保町古書店散策は楽しかった。


買えなかったけれど現存を確認出来た本もいくつかあって良かった。
しかし、あの街で決め打ちで探し物をするにはそれなりにスキルが必要だ。

2010-03-07

映画:トレインスポッティング

トレインスポッティング [DVD]

多分、見るのは3回目か4回目。
ラストのunderworldのborn slippyが聞きたくなって見る。
全然古い映画という感覚を持っていないのに、映画館用予告を見るともう古い映画なんだと思う。80年代後半を舞台にしているのに、2010年の今も退屈で陰鬱な毎日というのは普遍的に変わっていない。こんな映画を何度見ても良いなんて思って生活しているのはどうなんだろう。

2010-03-01

映画:縞模様のパジャマの少年

縞模様のパジャマの少年 [DVD]

"夏休みに遊びに来なよ。また、仲良くなったらベルリンに来られるよ。"

ナチスのユダヤ人強制収容所に入れられているユダヤ人少年と、そこで働くナチス高官の息子である少年の物語。単なるナチス批判でなく、ドイツ(アーリア)人の葛藤も公平に描いている。何が悪いのか、個々でみたときに、誰か悪い人間が果たしていたのか?と考えさせられる映画。使用人のユダヤ人と主人公の会話、主人公がユダヤ人の少年とするラスト前のやりとり。そして、ラストの展開。

ナチスドイツ時代のドイツ人とユダヤ人の子供達の密かで小さな交流を描く心温まる映画くらいに思って見たが、そんなに生易しい映画じゃなかった。

レスラーに続いて2作連続で当たり。

2010-02-28

映画:レスラー

レスラー スペシャル・エディション [DVD]

80年代に栄華を極めたプロレスラーの20年後の姿を描いた映画。
みすぼらしくなっても続けるその姿は、泥臭いけどカッコいい。
ランディを演じた、太って顔も崩れてしまったミッキー・ロークにもその姿を重ねてしまう。
ニコラス・ケイジが演じてもそれなりに面白い映画だったと思うけど、ミッキー・ロークじゃなきゃいけなかったと思う。

πも見てみようかなという気になった。