ハゲタカ、ハゲタカⅡ(旧題バイアウト)の続編。
鷲津は中国の国家ファンドが仕掛けたアカマ自動車への買収に巻き込まれる。芝野は再生の目処がたった曙電機を退職し大阪の中小企業へ移り新たな挑戦を始める...
相変わらず面白い。ハゲタカを読んでいた当時はホリエモンのフジテレビ買収などで盛り上がっており、毎日聞いたことのないM&Aの用語がニュースに出てきた。その後、NHKでドラマでハゲタカをやっていてそれを機にハゲタカ、ハゲタカⅡと読んだ。
NHKのドラマとはストーリーは基本的には一緒なのだが、毛色が違う。NHKのドラマはNHKの言いたい強欲資本主義への懸念という感じの脚本になっていた。
続編のレッドゾーン本作では、外資買収から逃れるために資本主義のルールをねじ曲げてでも村を守る日本の風潮に対して”日本を買い叩く”と豪語していた鷲津が立ち向かう内容になっている。
このシリーズの内容には同意だし、ストーリー展開も丁寧で読みやすく引き込まれるようで面白い。
中国国家ファンドとの戦いが下巻でどう展開されるか楽しみだ。
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