2011-12-11

[プロ野球]TBPP(1打席あたり平均得塁数) 2011 パ・リーグ

12/8のエントリーで山崎選手とフェルナンデス選手の比較に使ったTBPP(1打席あたりの平均得塁数)についてパ・リーグの規定打席到達選手で計算してみた。

TBPP=(四球+死球+敬遠+塁打数+盗塁+犠打+犠飛-盗塁死)/打席

以下数字の高い選手から降順に。


中村 剛也 0.667
松田 宣浩 0.589
糸井 嘉男 0.576
本多 雄一 0.547
内川 聖一 0.531
中島 裕之 0.523
長谷川 勇也 0.499
伊志嶺 翔大 0.488
バルディリス 0.483
聖澤 諒 0.481
栗山 巧 0.481
T-岡田 0.480
浅村 栄斗 0.468
井口 資仁 0.467
陽 岱鋼 0.463
中田 翔 0.462
稲葉 篤紀 0.454
後藤 光尊 0.452
フェルナンデス 0.445
松井 稼頭央 0.439
大引 啓次 0.433
今江 敏晃 0.433
坂口 智隆 0.429
川﨑 宗則 0.412
岡田 幸文 0.405
小谷野 栄一 0.385
高須 洋介 0.379

計算の元にしている数字が似ているからだけれども、OPSに似た数字になったな。

2011-12-10

[小説]暗渠の宿

西村 賢太
新潮社
発売日:2010-01-28

西村賢太の2冊目。といっても入っているのはデビュー作の暗渠の宿。
私小説なんて太宰治くらいしか読んだことがなかったのだが、この人のを読むと太宰治なんてオシャレなもんだな。なんて思えてしまうような破滅型私小説。
おそらく、人間性根のようなものは大概変わらずにずっと似たようなところをグルグル廻って生きていくんだな。とふと思ってしまう。
そして、これを読むと自分はまだ落ちるところまで落ちるというのにはまだまだ程遠いなと思い、なんだか安心してしまう面もある。

2011-12-09

[Notes]Notesの起動を速くするチューニング

元ネタの掲載からは遅れに遅れての投稿だが、Notesクライアントの起動スピードを速くするチューニング方法の紹介。元ネタはコラボレーション・エンジニアの考える日々より。
以下記載手順も、上記リンク先に記載してあるものにナンバリングしただけのものになります。

①Notesクライアントを終了させる。
プロパティファイルを編集するので、Notesクライアントを起動している場合は終了させておく。

②チューニング対象のプロパティファイルを見つける。
Notesのインストールディレクトリ\framework\rcp\deploy\jvm.properties
(Windowsで標準ならば、C:\Notes配下もしくは、C:\Program Files\IBM\Lotus\Notes配下のいずれかにインストールしていると思う。)

③プロパティファイルの以下の項目を編集する。
【デフォルト】vmarg.Xmx=-Xmx256m
【編集後】vmarg.Xmx=-Xmx512m
本例では、512MBに設定しているが搭載メモリーに合わせて768MB、1024MBとこれより大きな値に設定しても良い。

④Notesクライアントを起動する。
環境によって、異なると思うが体感的には起動時間が半分位になった気がする。

via  ノーツスタンダード版の爆速チューニング  コラボレーション・エンジニアの考える日々

2011-12-08

[東北楽天]山崎とフェルナンデスの比較

来年の4番候補のフェルナンデスとここまでの楽天の4番であり中日への復帰が決まった山崎を比較してみる。
本塁打、塁打数、出塁率に加えて、TBPP(一打席単位に期待出来る得塁数)を最近3年間の成績で比較してみる。
TBPPは、勝手に作った指標だけれども既に同じ指標があれば名前を直します。

計算式:TBPP=(四球+死球+敬遠+塁打数+盗塁+犠打+犠飛-盗塁死)/打席

★山崎武司 (左から2009、2010、2011)
出塁率 .332 .303 .286
塁打数  276 241 133
TBPP  .585 .503 .427


★フェルナンデス
出塁率 .318 .387 .308
塁打数 173 119 209
TBPP .481 .584 .452 


出塁率で言えば、フェルナンデスの方が成績を残しているが平均得塁数で言えば山崎の方が数値は高い。他チームの4番と比較してみないとなんともいえないがフェルナンデスはイメージ通りの数値で、後半戦で挽回して数字を調整するタイプでシーズン通して期待出来るかというとかなり怪しい。山崎も春先は毎年成績が出ないタイプだが、チームの得点に対する貢献度でいえば山崎の方が期待出来るという結果に(勝手な数値だが。)


予想通りフェルナンデスはそこそこの成績で終わるのではないだろうか。4番ついてはまた別のテレーロなり、新外国人なりに期待したい。

2011-12-07

[美術]フェルメールからのラブレター展 @宮城県美術館

10月末から宮城県美術館で始まっていたフェルメールのラブレターをようやく見てきた。
フェルメールの絵自体は3点しかなくて展示されていたのは以下の3点。

・手紙を書く女
・手紙を書く女と召使い
・手紙を読む青衣の女

その他は17世紀のオランダ人作家の作品が多い。その辺のことに詳しくないのでわからないがレンブラントの師匠だとか、レンブラントの弟子だとかそういう人が多くて作風もとても似ていた。レンブラントの絵自体は、来年6月の東京都美術館リニューアルオープン時にやる展で”真珠の耳飾りの女”とともに見られるらしい。

”手紙を書く女と召使い”は、一枚の絵がストーリーになっていてとても面白い。この一枚を見ただけでも見に行った価値はあったと思う。その他のフェルメール以外の同時代の作家の絵がメインになるが、この時代のオランダの作家は皆、家の中の様子を遠近法を主に用いて描くのが流行に見える。そして、皆ヴェルベット生地(?)の光沢の書き方が上手い。

あと、昔からオランダ人は酒飲んで狂ってるんだなと。。

気に入った絵
・ピーテル・デ・ホーホ 「中庭にいる女と子供」
・ヤン・リーフェンス 「机に向かう簿記係」
・エドワールト・コリエル 「レター・ラック」
・ピーテル・ラストマン 「ダヴィデとウリヤ」
・ヨハネス・フェルメール 「手紙を書く女と召使い」

フェルメールからのラブレター展
http://www.pref.miyagi.jp/bijyutu/mmoa/ja/exhibition/20111027-s01-01.html
来週の月曜日(12/12)までの展覧だが、日曜日は混んでいるし近くに有料駐車場自体はないので車で行く場合は注意した方が良い。

2011-12-06

[プロ野球]ソフトバンク内川の契約内容(推測)

【ソフトB】内川“成果報酬”9000万上乗せ

下世話な話題ではあるが、ソフトバンク内川選手の4年契約の内容が気になったのでネットで調べた内容からの推測の契約内容(あくまでも勝手な推測)は以下の通りである。

4年契約 
最低:5億6000万円
最高:13億6000万円
とあるので、この数字を信じると3年目以降に基本年俸が変動するということで良くわからない部分はあるが以下のような感じではないかと?

1年目 (2011年) 1億7000万円(+出来高1億円)
2年目 (2012年) 1億7000万円(+出来高1億円)
3年目 (2013年) 1億1000万円〜3億円(+出来高1億円) ※基本年俸が変更
4年目 (2014年) 1億1000万円〜3億2000万円(+出来高1億円) ※基本年俸が変更

楽天も21勝した年に岩隈と3年9億で契約してお買い得な契約かなと思ったが、実際には年3億の活躍をしたとは言い難い結果(3年間で69試合29勝22敗)になってしまった。やはり、長期契約をすると怪我等の要因も多いが良い結果がなかなか出ない。
選手には厳しいが、ソフトバンクの成果報酬型契約は良いのじゃないかと思う。野球はスポーツの中でも数字がたくさんある競技だから出来高をやりやすいし。

2011-12-05

[東北楽天]イーグルスのはなしをすれば 12

今年のまとめは、すっ飛ばして来年の話。

★来季陣容
今わかってる範囲で来年の陣容を予想してみた。
前提となる主なIN/OUTは以下の通りで予想。
【IN】
川島 投手
上園 投手
武藤 投手
フェルナンデス 一三塁
テレーロ 外野

【OUT】
岩隈 投手
スパイアー 投手
山崎 一塁
ルイーズ 一塁

1 中 聖澤
2 遊 松井 (桝田)
3 右 牧田 (テレーロ)
4 指 テレーロ 
5 左 鉄平 (中村)
6 一 フェルナンデス (ガルシア)
7 三 高須 (草野、岩村)
8 捕 嶋
9 二 内村

【先発】
田中 塩見 永井 長谷部 ラズナー 川島
【中継ぎ】
小山 青山 片山 武藤 美馬 加藤
【抑え】
新外国人

栗原、村田、杉内、帆足どれも取れなさそうなこの状況。来年から日本人(枠)になるフェルナンデスのまさかの復帰。来年もフェルナンデスの守備は話題の的。。。
まずその前に岩村に復活してもらいたいのだが。。
膝の問題で厳しいのだろうか。
そして、来年も抑えがいないわけだけれども新外国人を取ってテストしてダメなら青山・片山をテストかな。先発は、岩隈さんの代わりがいない。ラズがどれくらい頑張ってくれるか次第か。

2011-12-04

日本シリーズ まとめ

今更ながらに日本シリーズのまとめ。
予想の方は、結果だけが当たり過程はハズレ。
初戦・2戦目を連勝したチームは80%強の確率で優勝するというデータも効かず。
森福の11球で流れを変えて、摂津で締める結果に。

なんだか、初戦・2戦目と馬原で落としたのもご愛嬌だったのではないかというような結果になった。
シリーズを通して、ソフトバンクの野手でシリーズ男になった選手はいなかったように思う。4勝3敗という結果もあってそこそこの結果の選手が多かった。そういう意味で、MVPに小久保が選ばれたのもキャプテンとして全員への表彰の意味合いもあるだろう。一方、投手陣では、先発5人の和田・杉内・摂津・ホールトン・山田ら全員が仕事をした。中継ぎ陣では、ファルケンボーグが無双状態だったし、森福も良かった。
最後第7戦の9回にファルケンボーグが怪我をしないで抑えていたら、MVPはファルケンボーグだったのではないかと思う。

不調の馬原で落としたとはいえ、優勝したのは力関係通りだったなと思う。(完全な結果論だが)中日との力の差は第7戦の結果だろう。
中日については、特に何もない。総力戦で負けたタラレバのないシリーズだった。そういう意味では良い日本シリーズだった。

今年のソフトバンクは、レジェンド化確定の強さだったが来年もう一回このメンバーのソフトバンクとやらなくていいというのはありがたい。

楽天ファンになる前は西武ファン(AKD時代から)だったが、秋山が泣いているのは初めて見た。このシリーズで一番驚いた出来事かもしれない。

2011-11-12

2011日本シリーズ予想

もう初戦が始まってしまったが日本シリーズの予想。
まっとうに予想すれば、ソフトバンクが勝つでしょう。
戦力差が大きいと思う。

ソフトバンクは、CSも順当にローテ通りで勝てたので和田→摂津→杉内→ホールトンのローテで行くでしょう。一方の中日は、チェン→吉見→ネルソン→山井(川井)か。
初戦の和田・チェンの結果の予想は難しいが、2戦目に中日が摂津を攻略出来るかが第一の山場だと思う。吉見自体はソフトバンク戦で抜群の相性なので、CSで2試合投げている疲労を考えても、吉見ならおそらく問題はないと思う。

ある程度もう語りつくされている部分はあるけど、初戦・2戦目の結果からの傾向をみてみたい。

①初戦と2戦目
毎年言われる周知の事実だが、日本シリーズの結果はまず、初めの2戦目が大きい。
最初の2連戦を共に落として優勝したのは過去20年で1989年と2000年の巨人の2例しかない。(1986年に西武が1分1敗で8戦目まで持ち込んで4勝3敗1分で優勝したケースはある。)ソフトバンク・中日ともに最初の2戦をまず最低1勝1敗で乗り切るのがまず最初のハードルとなる。
最初の2戦を2勝0敗でいった場合の優勝確率は過去20年で81%(9-2)となる。

②初戦を取ったチーム

ちなみに、初戦を取ったチームの優勝確率を見ると72%(21-8)になる。これより、①と②から過去20年のデータより、優勝確率について以下の傾向が見れる。(初戦、2戦目の順で、◯…勝ち、●…負けで記載。)
◯◯ 82%(9-2)
◯● 67%(12-6)
●◯ 33%(6-12)
●● 18%(2-9)
という具合に、初戦を取ったチームが67%以上の確率で優勝する。

というわけで、今日の初戦が大事なのだがどういう結果になるのか。
バッテリー、守備が共に良いチームなのでロースコアの例年以上に面白い日本シリーズになるはずだ。

個人的には初戦を和田で勝って1勝1敗で名古屋に乗り込んで、2勝1敗でソフトバンクが勝ち越し6戦目で決めるのではという予想です。いずれにしても2戦目が大事。