2009-12-31

10@2009

今年読んだ、聞いた、観た本とかCDとか映画とか10本。


ムーン・パレス ポール・オースター 柴田元幸訳
ムーン・パレス (新潮文庫)

偶然の音楽 ポール・オースター 柴田元幸訳
偶然の音楽 (新潮文庫)

動物農場 ジョージ・オーウェル 高畠文夫訳
動物農場 (角川文庫)

カフカ短編集 フランツ・カフカ 池内紀訳
カフカ短篇集 (岩波文庫)

For Long Tomorrow / toe
For Long Tomorrow

capital of gravity /sgt.
Capital of gravity

Escape from New York / 65days of static
ESCAPE FROM NEW YORK(DVD付)

湖のほとりで
湖のほとりで [DVD]

蛇にピアス
蛇にピアス [DVD]

チェ 28歳の革命
チェ 28歳の革命 [DVD]


今年は全然映画観なかった。あまり観たいと思う映画もなかったしね。来年は3D映画(アバター)を観てみたい。本は、”読みたい本”と”読んでおくべき本”の2タイプあるとすれば”読んでおくべき本”にシフトして読書し始めた1年。”読んでおくべき本”としては、カフカ、ドストエフスキー、トマス・ピンチョンあたりを視野に。20代のうちに早めに1度は読んでおきたい本を来年も読むんじゃないかな。”読みたい本”ではオースターが面白かった1年。

2009-12-20

初滑り

12月にスノーボードをしたのは、初めてか?何年ぶりか?
記憶がない程度。
草などがむき出しになっていたけど、積雪40cmって全然滑れるものですね。
人が少なくて良かった。

いつも気にしてなかったけど、スキー場の上から見える周り山々には未踏地帯がありそう。
近くにも地名こそ付いているものの人が入ったことのないそんな場所はたくさんありそうな気がしてくる。

2009-12-14

美容師との会話

毎回髪を切ってもらって困るのが、語り尽くされた悩みとなっている美容師(理容師)との会話。
あんまり自分から話かけないし、別に話しかけないで静かに速やかに髪を切って頂きたいと思っている一人。そこに特攻してくる美容師(理容師)の会話のきっかけにする話ってのは面白い。

あの人たちの鉄板ネタ(これは知ってるだろうという)を聞くと今、世の中はそれが鉄板なのかと気づく。おっちゃん理容師だと昨日のプロ野球の結果とかボクシングの試合とかそういう話題。個人的にはこっちの方が話しやすい(笑)
美容師は客層的にもだろうけどそっち方面からは攻めて来ない。

「ロードオブザリングを見直したんですけどね。あれ観ました?」
「日曜朝のドラゴンボール観てます?」
「うち犬飼ってるんですけど、あ、名前○○って言うんですよ。それで○○がね・・・」
「昨日ワンピースの映画始まりましたね。」

本当に大変な職業だと毎度感心させられる。
けれども、お客さんと話す時の切り出し方に参考になる話題は一つ位ないものか。

2009-12-13

2010年のはなし

忘年会の準備で師走気分になってしまって、気がつけば和田アキ子が"あの鐘を鳴らすのはあなた"を歌っていそうでもう嫌になる。気がつけば2010年宇宙の旅。
"2010年宇宙の旅"は読んでいない。高校の時に、図書室で"2001年宇宙の旅"を読んで感激したが、「寝れないときは倫理の教科書を読め。すぐに寝れる。」と言っていた倫理教師に図書室で、全然面白くないから続編は読まない方が良い。と言われ素直に読まなかった。あの図書室で、"2001年宇宙の旅"をリアルタイムに読んでいた時から10年が経っていない。なのに!もう2010年だ。100年前であるの1900年代は、日露戦争とかドンパチドンパチやっていて、「あ、明治ね。坂の上の雲ね。」って感じなのに、1910年代になってしまうとフランツ・フェルディナンドとか出てきちゃって、はい、じゃ世界第一次世界大戦でーす。みたいな感じで急に近代史の話みたいな感じがしてきてしまう。
ああ、その100年後の2010年代は嫌な年代になりそうだ。
2020年代はもっと嫌な年代になりそうだ。
その前に、2009年来週の忘年会のクイズ作りがまず苦痛になってきた。

問題:次のうち2009年に当てはまらない行事が1つだけあります。それは次のうちどれでしょう?
1.仙台市政令指定都市20周年
2.日本におけるカラーテレビ放送50周年
3.松本清張生誕100周年
4.横浜港開港150周年

※正解はこの下の行をドラッグすれば出てきます。
正解:2(2010年が該当)

こんな調子でいいのだろうか。
ありがとうwikipedia。

2009-12-06

toe新譜 For Long Tomorrow



toeが12月9日に新アルバムリリース。
2007フジロックのコンビの土岐麻子ボーカルのグッドバイも収録。

アルバム中1曲目のタイトル"ここには何もかもがあるし、何もかもがない"は村上春樹小説の中の一説らしい。
ギターの山嵜氏、内装デザインの仕事してるみたいですが仙台の三井アウトレットのクロックス店舗は山嵜氏のデザイン事務所で内装をやった模様。当たり前だがチェックしていなかった。

※修正:リリース日を誤って書いていたのと不確定なことを記述していた所を修正しました。(誤)12月6日→(正)12月9日
明日には、置いてるかな?

2009-12-02

バベルの塔

数日前のドバイショックで、ドバイには程遠い(経済的にも)日本の通貨が買われて円高という状況になり輸出系企業はダメージを受ける。
まさに、”風が吹けば桶屋が儲かる”バタフライ・エフェクト的世界だなぁと感じた。

去年放送されたNHKスペシャル”沸騰都市”という番組で、ドバイが特集されていて、録画して何度も何度もその番組を見た。
当時ドバイ経済は絶頂を迎えていて(春だから、リーマンショックはまだ迎えていない)、不動産屋の前には行列をなし、投機目的で不動産を買っている一般人の姿。まだ出来てもいない高層ビルの不動産の値が1年で3倍まで膨れ上がり儲けたよという隣国の人。800メートルを超える(アエルの4倍強と思うと物凄い。)世界一の超高層ビル”ブルジュ・ドバイ”の建設はパキスタンなどから人をかき集めて24時間体制で建設が1日に1階ペースで進む。成長していくことを前提に成長する産業も資源も何もない小さな国。あの番組を見た多くの人はあまりの乱痴気ぶりに笑いを堪えられなかっただろうし、明らかにいずれ崩壊する"21世紀初頭に実在した砂上の楼閣"と後に必ず言われるだろう光景に見入ったと思う。
あの番組を見てから1年半。早くもバベルの塔は崩壊してしまった。
サウジアラビア、バーレーンなどで1キロを越す高層ビルの建設計画があるようだが、どうなるのか今後がとても気になる。

ドバイと聞いて思い浮かべられるのは90年代半ば以降、ロイヤルブルーの勝負服チームゴドルフィンで競馬の世界中のビッグレースを総なめしたモハメド殿下とその王族一家。最近JRAでも外国人(日本非居住者)の馬主を認め渦中のモハメド殿下も日本での馬主の権利を取得したようで、そのニュースにワクワクしたのだけれどこの状況だとどうなるのだろうか。世界でおそらく一番賞金の高い日本をビジネスとして捉えて本格的にドライに参戦してくるのか。それとも、経済に引っ張られて何も出来ないのか。
日本の馬主も当然のことながら、会社の社長だとか会長が多いわけで経済が悪化すれば競馬も馬に投資されるお金は小さくなり馬の数も減ってしまうし、不況に強いと言われたギャンブルでも今はギャンブルをする人自体が減っているから、もし不況が続けば縮小していってしまうんではないかと思う。

事業仕分けで話題の特殊法人。JRAも農林水産省の特殊法人である。(毎年何千億というお金を国庫に納めている超優良特殊法人だから事業仕分けの対象にかすりもしないけど)JRAの利益が減れば国の収入も密かに何億、何十億、下手すれば何百億の単位で減ってしまう。

とりとめのない話になってしまったけれど、本当に色んなところが色んなところで繋がっている世界だなぁとやはり思う。