2010-10-01

イーグルスのはなしをすれば 10

■ブラウン監督解任と次期監督について
昨日、ニュースを見て監督を1年で解任したことに怒り狂っていたが勝手に冷静に考えてみると以下の要素から解任に至ったと推測される。
① 観客動員が1日平均1000人減少
② リーグ最下位
③ 選手起用方法でゴタゴタ

まず③は正直なところ、解任の直接的理由ではないと思うけど①という事実がまずシーズン通してあって、②が決定的になったことで解任を検討したはず。楽天は去年、ブラウンについて「1年目の成績は問わない。2年目の成績で判断する。」という旨の発言を球団社長をしており、実際そう考えていたのではないかと思う。しかし、シーズンが始まっても成績が伸びないところから観客動員も伸びない。当初は、楽天は5年周期でのチーム作りを標榜しているので今年来年の2年間はブラウンに監督をさせて、高齢化しているチームの若返りをじっくり図ろうとしたはず。だけれども、観客動員が落ちたことでこのままブラウンに監督を続けてもらって来シーズンも下位に低迷するとなると楽天熱の常温がかなり低くなってしまうと危機感を持って解任に至ったと推測する。ブラウンで下位に低迷してしまうとファンの信頼は続かないから。

この問題のそもそも原因は、楽天側がなんだかんだ言っても仙台のファンはノムさんがいなくなっても、ある程度引き続き暖かく応援をしてくれるはず。という予測を行っていたが予測の楽観的シナリオの方には進まなかったということだと思う。

かくして、楽天は理想と現実の間で現実を優先してこういう結果になったと思う。実際のところ、去年ブラウンと契約した時からネガティブなシナリオとしての想定の範囲内の出来事だったんだろうとも思うけれどね。

それで、次期監督について今シーズンの問題を解決してくれる監督像としては、”ファンが辛抱強く応援出来る監督”というのになって、そのためには、a.既に実績がある、b.メッセージ発信性が強い(カリスマ的)、c.監督個人で人気が高いという当たり前の要素が必要になってきて、それで今フリーな人で該当となるのは星野元阪神監督しかいないと思う。”ノムさんの亡霊”を引きずっている楽天ファンを取り戻すには、ノムさんと同等かそれに近づけるレベルの実績と人気がある監督が必要で今、生きている人でそれに該当するのは、
長嶋 巨人終身名誉監督
王  ホークス会長
星野 阪神シニアディレクター
とこの3人位しかいないと思うので、交渉可能なのは星野さんだけ。第一の交渉相手としては星野さんになると推測。星野さんがダメだった場合に、東尾元西武監督、ヒルマン元日本ハム監督、伊東元西武監督、荒木ヤクルト投手コーチ、古田元ヤクルト監督、桑田氏辺りの報道されている監督候補と交渉するのでは。バレンタイン元ロッテ監督は・・・どうなんだろうね。千葉ファンがいるからダメだろうし。ブラウン退任で日本人が良いってなるだろうし。松井稼の獲得となると東尾が登場してくるというシナリオも全然あり得る話ではあると思う。

個人的には、監督なんて人気なくて良いと思う。”サーカスに客が入らないのは団長に人気がないことも原因だ”に近い変な考え方ではないかと。

■中村ノリさん戦力外
残念ながら今年の成績では、若返りを図ろうとする楽天では構想外になるとは思います。2年間ありがとうございました。ノリさん重用されて草野が1年棒に振ったのももったいない気が。

■メジャーから帰ってくるかもしれない人達について
楽天は野手は高齢化しているけど、投手陣はそうではなくて岩隈さんも居なくなってしまうので一人誰か取れるなら取っても良いんじゃないかなと思う。川上とか・・・黒田とか・・・ダメかな。井川は、来年もヤンキース残留なんだろうか。