ポール・オースター原作の映画。期待していなかったが面白い映画だった。
そして、オースターの小説でも使われる物語の中に挟み込まれる結末に結びつく小物使いが映画でも上手い。この映画で言えば、最初の万引きした少年を追いかけるときに少年に何かを投げつける部分。とてもベタな感じだが、最後の話でその行為で味が増している感じがする。
この映画で出てくる”オーギーレンのクリスマス・ストーリー”は柴田元幸と村上春樹の「翻訳夜話」で訳されている。それを読んだときは正直なんとも思わない話だった。だが、この映画で登場してくるとなかなか良い物語だ。
そして、この映画に出てくる俳優たちは見たことのある俳優たちばかり。
ハーヴェイ・カイテルはもちろんだが、フォレスト・ウィテカー、ハロルド・ペリノーJr、ウィリアム・ハートなど。この映画が評価されているのか、その後生き残っている息の長い俳優達が多い。
このスモークの脚本の本。
本棚の中で読まれないまま眠っていたことにこの映画を見てから気づいた。。
また気が向いたら読もうと思う。
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