サンプルは29件。
上図は契約金の額と入団してからの通算登板イニング数の相関図。イニングだけだと、先発タイプの投手しか評価出来ないので、下図で通算登板数との相関図を書いてみた。
勝利数だとかセーブ数、ホールド数で計算しても良かったのだが単純にイニング食ってくれるか、ある程度の試合数を投げてれば評価していいんじゃないかという発想で以下2つの表にしてみた。
上図下図共に、通算なのでルーキーの数字もそのまま入れている。
いかんせんサンプルが少ないのでなんとも言えない感じだが、マー神一人飛び抜けているのだけは間違いがない。通算のイニング数で見ると、契約金の額が大きい選手の方が通算イニング数は多いように感じる。楽天はドラフト上位で先発補強をしていると言えるのか。
登板数で見ても、契約金が5000万以下で通算登板数が100試合を超えている選手は今のところいない。5000万以下の契約で、今後まず期待できるのは辛島(3000万)か。
サンプルが少ないのでなんとも言えないが、プロ野球全体のデータをサンプルにするとある程度相関が出そうな気がする。
ドラフトで億近くの契約金を払って育てるのと、FA等で獲得するのとどちらが費用対効果という意味でいいんでしょうね。
日本に限って言えば、FA取得までに大学社会人で7年・高校生で8年とかかりFA取得の頃にはキャリアのピークに差し掛かっている選手が多いのでドラフトで取って育成するしかないという事情は大きい。メジャーリーグの場合は、FAが6年なので、イメージ的には初めてFA権を獲得した早熟な選手でも大体2,3年はピークの状態が期待できると思う。
プロ野球の場合、興行なので純粋に成績だけで契約金がペイ出来たかと判断するのは意味がないかもしれない。だけれども、だいたいどれくらいやってくれたら契約金1億は元が取れたと言えるのだろうか?
ちなみに、明日からの日本シリーズで対戦するジャイアンツの主力の契約金を見ると何がなんだかわからなくなってくる。皆、ジャイアンツを逆指名したくなるのもよくわかる。下の表を見ると、やはりジャイアンツは日本のヤンキースだなとつくづく思う。
(今となってはヤンキースが一番の金満球団ではなくなりましたが)
楽天は、毎年の年俸総額がだいたい23から24億の枠内で決まっているのでいかに無駄な買い物をしないか、費用対効果が高い選手を取るかは切実な問題である。
【ジャイアンツ主力生え抜き選手の入団時契約金】
内海 投手 2.5億
菅野 投手 1億
澤村 投手 1億
山口 投手 300万
西村 投手 8000万
阿部 捕手 10億
寺内 内野手 不明
坂本 内野手 8000万
長野 外野手 1億
高橋 外野手 6.5億
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