2013-11-02

[プロ野球]得失点差と優勝の関係

11/1のNHK仙台の番組で、楽天の立花社長が得失点差で100のプラスにすれば優勝出来ると計算していると言っていた。なので、クライマックスシリーズの始まった2007年から過去7年(7年なのはなんとなく)のリーグの勝敗と得失点差の関係を調べてみた。

チーム
得点
失点
本塁打
得失点差
勝敗貯金
順位
2011ソフトバンク88461055035190199421
2009日本ハム82602689550112139221
2007ロッテ76617629525107104152
2013楽天825936285379791231
2008西武7664471562619889121
2010ロッテ756727086351267383
2007ソフトバンク736655755081066773
2011日本ハム72657482418866472
2012日本ハム7459115104509060151
2010西武7865168064215038132
2007日本ハム796055264897337191
2008オリックス756816376051523272
2010ソフトバンク7663563861513423131
2011西武686795515331031813
2009ソフトバンク74655600591129993
2013西武7466457056286882

上表の通り、2007年のロッテが得失点差で100以上のプラスでも2位のケースもあるが、これ以外のチームは得失点差89以上をボーダーに優勝している。

それで、セイバーメトリクスで得失点から勝敗を計算するピタゴラス勝率というのがあるようで(リンク参照)この式で得失点差100を計算してみると。
 ピタゴラス勝率=得点^2/(得点^2+失点^2)
 得点600、失点500の場合
  600^2/(600^2+500^2)=360000÷(360000+250000)=0.590
 得点500、失点400の場合
  500^2/(500^2+400^2)=250000÷(250000+160000)=0.609

ピタゴラス勝率を改良したという”PythagoPat”の場合だと。
 PythagoPat=得点^X÷(得点^X+失点^X),X={(得点+失点)÷試合}^0.287
 得点600、失点500の場合
  X={(600+500)/144}^0.287=1.792
  600^1.792/(600^1.792+500^1.792)
  =95158.38/(95158.38+68636.36)
  =95158.38/163794.74
  =0.5809
 得点500、失点400の場合
  X={(500+400)/144}^0.287=1.692
  500^1.692/(500^1.692+400^1.692)
  =36868.65/(36868.65+25274.67)
  =36868.65/62143.32
  =0.5932

過去7年のデータだけを見ても、パ・リーグ2位チームの最高勝率は0.554なので上記の勝率をあげれば優勝する計算になる。
確かに理論上は得失点差100を狙えば優勝しそうである。
しかし、2007ロッテはどうして勝率が上がっていないんだ・・・

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